関節軟骨の栄養補給
関節軟骨には血管がありません。
そのため、普通とは違う方法で栄養を吸収しています。
関節軟骨が栄養を吸収する仕組み
皆さんご存知だとは思いますが、
身体の栄養は、血管やリンパ管と呼ばれる管で血液やリンパ液と一緒に運ばれます。
しかし、関節軟骨には血管やリンパ管は存在しません。
実は関節では、滑膜から生産、吸収される滑液から栄誉補給をしているのではと考えられています。
そのため、整形外科では膝に水がたまると、水を抜くのと同時に炎症を抑える薬を関節内に注射したり、軟骨がすり減って痛みが出ている時にはヒアルロン酸を関節内に注射することがあります。
これらは、関節軟骨に血管がないため血管に点滴や注射をするのではなく直接関節に処置をするのです。