関節の種類
今日は、関節の種類を説明していきます。
関節は運動の軸数によって、1軸、2軸、多軸(3軸以上)と大きく3つに分けられます。
皆さんも自分の身体の関節がどの関節の種類に分類されるか考えてみながら読んでみてください!!
まずは、1軸から説明していきます。
1軸関節は運動の軸が1本で1方向で動きを行います。
1軸関節には、ドアと柱をつなぐ蝶番のように折りたたむ動きをする蝶番関節。
蝶番関節と動きは同じながら関節面の形から、蝶番関節の変形バージョンである螺旋関節。
1本の軸に対して車の車輪を回すような動作から車軸関節。
これら3種類に分けられます。
次に運動の軸が2本ある2軸関節について。
軸が2本あるので動きも2方向に行うことができます。
関節面の構造は凹凸状をしていて、楕円型や鞍型をしているため、楕円関節、鞍関節に種類が分けられます。
次に多軸関節です。
運動の軸が3本以上ある関節で、様々な方向への運動を可能にします。
多軸関節も関節面の構造から、球関節、臼状関節、平面関節に分けられます。
ちなみに、球関節と臼状関節は似たような関節ですが凹面の大きさによって分けられていて、凹面が小さいのが球関節、凹面が広い方を臼状関節になります。
最後に8つに分けた関節が身体のどの部分に該当するのかいくつか挙げていくので、自分のイメージしていたものとあっているか確認してみてください。
蝶番関節・・・指節間関節(指の曲げ伸ばし)
螺旋関節・・・腕尺関節 (肘の曲げ伸ばし)
車軸関節・・・上橈尺関節 (手首の回内、回外)
楕円関節・・・顎関節 (口開閉、下顎を左右にしゃくる)
鞍関節・・・母指CM関節